釣って楽しい!食べて美味しい♪魚と日本酒のマリアージュ

メルマガを登録されていないお客様は初めまして。オンライン店スタッフ角野です。毎週釣りに行っては、お魚とお酒のマリアージュを模索している30代スタッフ。基本は黒鯛をメインに釣っている黒鯛師ですが、海・川・湖など幅広いフィールドで色んな魚を追いかけています。釣りに出かけてはコンガリ焼けてくるので、某映画のキャラクターのように職場内では釣りバカ認定されています(^_^;

時折メルマガで旬の魚と合わせたいオススメ日本酒をご紹介していますが、今回はメルマガ会員様以外にも知ってもらえたらという想いで特集版第1号を掲載です。

今回は釣って楽しい!食べて美味しい♪秋の旬魚を例に、私が普段どんな風に釣る魚や合せるお酒を選んで楽しんでいるのかを皆さんにお届けして参ります。近年は養殖物で季節問わず美味しい状態の魚がスーパーでも並ぶので、日々の晩酌準備の参考にしてもらえたら嬉しいです。

魚選びが重要!! 釣り人はスナイパー

釣りに行くときにとっても重要なことが、釣る対象魚を(ある程度)選んでおくこと。「何か釣れたらいいな~」で行くと仕掛けが合わず、釣り場が合わず、釣れやすい時間帯を逃し、釣れるはずの魚が遠のいてしまいます。「引きの強い青物とのファイトを楽しみたい」「渓流で自然に癒されながら綺麗な山女魚に出会いたい」「美味しい鰹のタタキが食べたい」など対象魚を選ぶ理由は釣り人それぞれ。私は釣って、料理して、食べるまでの一連が楽しみなので、美味しい魚に狙いを定めて魚との出会いに胸躍らせることが多いです。そんな理由で個人的に秋は真鯛・黒鯛やカツオ釣りが大好きです。狙いを定めて自分で釣った魚はすご~~~く美味しく感じるものですよ(^O^)

イメージが大事!! 料理やお酒は釣りながら決めている

釣っているときはどうしたら狙いの魚を釣ることができるのか常にイメージ。イメージ通りに魚が釣れた時の喜びはひとしおです!でも釣り人はきっと欲張りなんです。目的の魚を釣っても、もっとたくさん釣りたくなるし、もっと大物も釣りたくなってしまいます。だからもう一度集中して釣る瞬間をイメージ!しないといけないのですが、、、、晩酌の食材を確保するとついワクワク考えてしまうのが料理とお酒のこと。釣った魚は状態(長さ、体高、太さ、身の張りや弾力)をチェックし、「料理直前まで活かすか」「その場で〆るか」「生食するか」「火を通した料理を作るか」「どんなお酒を合せるべきか」など考えることがいっぱい。ちなみに私が考える秋の旬魚と日本酒の相性は次のような感じです。

角野おすすめ、秋の旬魚と日本酒

秋刀魚(サンマ)
鮮度のいい大型はお刺身、中型は焼いて美味しく
初競りなどもニュースに取り上げられる皆さん注目の秋の旬魚。回遊ルートが岸に寄ってくれば手軽なサビキ釣りで爆釣なんてことも!秋刀魚と言えばクラシックな七輪での焼き秋刀魚が印象的ですが、大ぶりな秋刀魚が釣れた時はお刺身が絶品です。もし綺麗に捌けなかったときはなめろうにしてもGood!秋刀魚のお刺身には脂を流す酸味が感じられるライトな日本酒がオススメ。「森嶋 純米 美山錦」との組み合わせは盃もお箸も止まらない無限ループが始まる黄金パターンでした。焼き秋刀魚にはお刺身の時よりもう少し旨味がのったタイプも相性がいいですよ。


秋鮭(アキサケ)
ホッと一息、秋の焼鮭と純米大吟醸
厳格に規制がある魚なので気軽には釣りにくいですが、釣れた際の引きは抜群の楽しさです♪ 日本の食卓に鮭あり!と言ったら大げさかもしれませんが、季節関係なくスーパーも買えるので日々の晩酌用にもおすすめ。焼き鮭はホッとする味わいでご飯もお酒も進みますよね。焼き鮭以外にもキノコとホイル焼きにしても美味しいですよ。お酒は優しく膨らむ旨味と上品な香りが感じられる純米大吟醸を用意したくなります。魚も日本酒もじっくりと味わってもらえること間違いなし!


鰍(イナダ)
ちょい旨な純米酒でサッパリした鰍を堪能
青物ハイシーズン到来!!サイズUP前の鰤(ブリ)で関西圏ではハマチとも呼ばれます。船だと数釣りも楽しめますし、陸からルアー(疑似餌)を投げて釣れるところも楽しいところ。まだ脂がのってないし冬の寒鰤の方が美味しいという方もいるでしょうが、脂ノリノリの鰤と反してまだサッパリした身も卸ポン酢に付けたお刺身や照り焼きで美味しいですよ。釣りたてをすぐに捌いてまだピクピクしたお刺身を食べるのは釣り人の特権ですね。お米の旨味がややしっかり感じられる後キレのいい日本酒「上喜元 純米酒 山田錦 米ラベル」などは相性抜群!!


戻り鰹(モドリカツオ)
藁焼きしながら王道辛口日本酒は最高だな~
栄養たっぷりで北から南下してくる戻り鰹。脂のノリの良さからトロ鰹と呼ばれる個体もいます。私は9月になると千葉の房総から船に乗って釣りに行くこともしばしば。一本針のしかけで海を駆け巡る勢いある引き体感するとまた釣りたくなってしまいます。鰹と言えば定番はやはりタタキでしょう!醤油やポン酢でもいいですが塩で食べるのも美味しいですよ。また酢漬けにしたレンコンと大葉で巻いたお寿司も絶品なので一度お試しあれ♪ ド定番ですが王道旨辛口の日本酒でシンプルかつ最高の味を楽しみたいですね。


沙魚(ハゼ)
日本酒の仄かな甘みが上品な旨味とマッチ!
9月が旬ドンピシャ!東京では江戸川などで年間通して玄人からファミリーまで手軽に楽しく釣れる人気ターゲット。小さいあたりを繊細に感じ取っていく釣りですが、釣れる数も多いので1日釣っても飽きません。10cmくらいの小さいサイズは甘露煮に、18cmくらい大きくなったら天麩羅、南蛮漬けがオススメ。どれも文句なしの日本酒の相棒です。「千歳鶴 純米吟醸 きたしずく」の様に仄かな甘みと吟醸香の広がる日本酒を合わせると、小ぶりな魚が放つ贅沢な味を引き出してくれます。


真鯛(マダイ)
優しい旨味で引き立つ鯛の味わい!
今年も狙うは大型真鯛の一本釣り!秋には鱗の赤が強くなり紅葉鯛とも呼ばれます。強烈な引きと身の美味しさで、釣って食べてと1度に2度美味しい贅沢な魚の王様。秋と春先の年2回旬がありますが、真鯛と黒鯛は年中追いかけている私の好敵手!潮通しの良い沖で釣った鯛は色々な料理にして食べてきましたが、手軽に作れる昆布締めやカルパッチョと旨口の日本酒を合わせて楽しみ、最後に鯛めしや粗汁で〆るのが最高のコースです♪

魚と日本酒を楽しみ尽くせ!

今週末は美味しい魚と日本酒で贅沢な晩酌をしてみませんか?魚を自分で釣ってきたなら普段とはちょっぴり違う世界が開けるかもしれませんよ。既に釣り人でしたら美味しい日本酒を選んでさらに魚を楽しんでみてください。私が家に常備しているお酒も組み合わせた「【スタッフセレクト】角野イチ推し 冬の魚介料理を引き立てる 日本酒飲み比べセット 720ml 3本」も是非お試しください。

引き続きメールマガジンでも季節の魚とお酒の美味しい組み合わせをご紹介して参りますので、気になった方はぜひ読んでみてください。一緒に魚とお酒の魅力に迫っていきましょう!!

<追伸>
自分で釣ってきてみようと思っていただけた方は頑張ってください!その際は釣り場は綺麗に、そして目的じゃない魚が釣れたときはそっとリリースして(逃がして)あげてください。どんな魚でも命です。釣り人としてのお願いです。