日本酒を飲み始めた方に飲んで欲しい6銘柄

日本酒初心者の悩み、気になる日本酒がたくさんありすぎて選べない

ネット班の豊田です。私はネット班に所属したものの日本酒を飲み始めてまだ日が浅く絶賛勉強中です。始まりは『日本酒の用語って難しい… 』『特定名称ってなに?』『聞いた事のないお米がいっぱい』『この銘柄、何て読むの!?』レベルでした。今では少しずつ用語や銘柄も憶えてきています。けれど、それでも気になる日本酒がたくさんありすぎます!もはやどれから飲んでみようか… 。毎日商品を更新しながら、あれも気になる、これも気になる状態に。きっと、皆さんの中にも同じ悩みをお持ちの方がいらっしゃるかと思います。

こういう時は… 先輩に聞いてみる!

はせがわ酒店には日本酒好きのツワモノたちがたくさんいます。入荷前のお酒を日々きき酒しているスタッフに聞けば、きっとまずはこれを飲んでみて、という日本酒を教えてくれるはずです。

初心者向きの日本酒、私からのリクエストはこの3つ!

①なるべく手に入れやすい
②日本酒上級者からも評価が高い
③そして、試すのにお財布にやさしい価格帯

ということで、日本酒初心者を代表して、おすすめの銘柄を先輩に教えてもらいました。

 

まずは、これを飲まなきゃはじまらない清水清三郎店の『 作 』

作

昔ながらの伊勢杜氏(農閑期の出稼ぎではない地元の杜氏による酒造り)の伝統を引き継ぎ、鈴鹿で生まれ育った杜氏が歴史史実に負けない「味酒」を精魂込めて醸しています。SAKE COMPETITIONやKura Master、様々な品評会で高い評価を得ている作は、誰が飲んでもシンプルに「美味しい」と感じる味。ここ最近の日本酒のトレンドをバランスよく表現している作。まずは、「恵乃智」や「雅乃智」から試してみてはいかがでしょうか。

作(ざく)の商品はこちら

究極の食中酒といえば、新澤醸造店の『 伯楽星 』

伯楽星

創業1873年。2002年に宮城県最年少杜氏となった新澤巌夫社長を筆頭に、若き蔵人が集まる期待の蔵元です。 出荷管理には特に気を配り、しっかりと冷蔵管理のできる酒販店だけに販路を限定しています。全てのお酒は、生詰めで瓶燗火入れ、瓶貯蔵が行われ、酒質が少し若く、固い状態で出荷されます。ひとえにこの手間暇も「飲み疲れしない、究極の三杯目を造ろう」という伯楽星のコンセプト「究極の食中酒」のためです。

また、新澤醸造店は毎年宮城の7蔵元が集い、一つの酒を造り上げる人気プロジェクト『 DATE SEVEN 』のメンバー蔵です。

伯楽星(はくらくせい)の商品はこちら

日本酒はもっともっと楽しくなれる!萬乗醸造の『 醸し人九平次 』

九平次
萬乗醸造は兵庫県黒田庄に田んぼを持ち、酒造りを原料である米からとらえ、代表銘柄である九平次を醸しています。さらに、フランスのブルゴーニュに渡り、ワイン造りの観点から日本酒造りに生かす技術や知識を、現地で実際に醸すことで学んでいる蔵元です。国内外でも人気が高く、パリにあるミシュラン認定の三つ星ホテルでも提供されるほど。醸し人九平次をワイングラスで楽しむのも乙なものです。

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)の商品はこちら

「醸し人九平次」黒田庄を訪ねて

地元に根差した愛される酒、愛される酒蔵を目指す。小林酒造の『 鳳凰美田 』

鳳凰美田

蔵元一丸となり、全量吟醸仕込みで丁寧に醸されている代表銘柄「鳳凰美田」。その味わいは華やかで煌びやかなものが多く、女性にも非常に好まれています。フルーティーで飲みやすい日本酒の製造だけでなく、果実を使った日本酒ベースのリキュールも製造しており、桃やゆずなどのファンも多くいます。ふだん甘いお酒をメインで飲む方には日本酒とともにおすすめです。

鳳凰美田(ほうおうびでん)の商品はこちら

この土地でなければ生まれない、唯一無二を。株式会社せんきんの『 仙禽 』

仙禽

仙禽とは仙人に使える鶴を意味し、蔵と銘柄の名前になっています。醸されるお酒は全て、栃木県さくら市で栽培された酒米からできています。日本酒の生命は水。仕込み水と同じ水で育った米で醸されるお酒の味わいはまさに唯一無二。その仙禽には料理をサポートする酒質のクラシックシリーズとあまずっぱさが特徴のモダンシリーズがあります。「クラシック仙禽 無垢」と「モダン仙禽 無垢」を飲み比べて違いを味わうのはいかがでしょうか。

仙禽(せんきん)の商品はこちら

歴史、風土、文化を感じながら味わえる。今西酒造の『 みむろ杉 』

みむろ杉
 

酒の神が鎮まる日本最古の神社大神神社、その御神体である三輪山、日本最古の杜氏が祀られる活日神社のある三輪の地に蔵はあります。古の時代より深く結び付いてきた神、三輪、酒。その、他にはない歴史、風土、文化をバックボーンとして生まれたのがみむろ杉。そして350年以上に渡って続くこの銘柄を現在支えるのは酒造りにいい技術や設備を柔軟に取り入れている若手蔵元今西将之さん。新しいものと結合し、みむろ杉は穏やかな香りとフレッシュでお米の旨みが広がるキレイなタイプです。

みむろ杉(みむろすぎ)の商品はこちら

「みむろ杉・今西」今西酒造を訪ねて


今回記事を書いてみて私が特に気になったのは醸し人九平次!愛知県で酒造りを行っていますが、2010年からこだわりのお米を作るために兵庫県の黒田庄で山田錦栽培を始めています。さらに黒田庄門柳地区に新蔵を建設する計画も着々と進んでおり、萬乗醸造さんが理想とする日本酒造りへの実現力の高さが感じられます。こだわりの詰まった醸し人九平次の中から選ぶのは悩ましいですが、営業の安藤さんがきき酒して今年の雄町は特に美味しい!とおすすめしていた「醸し人九平次 純米大吟醸 雄町 50」を私も購入したいと思います。

今後さらにもっと探してみたくなった方には日本酒コンシェルジュでの検索もおすすめです。ハッシュタグから探す機能では、日本一美味しい市販酒が決まるきき酒イベントの『 #SAKE COMPETITION 受賞酒 』や、ラベルの見た目で選べる『 #ジャケ買い 』など自分の興味に合わせてお酒探しができます。私は『 地域から探す 』で自分の出身県の日本酒を調べていづみ橋を発見!より日本酒が身近に感じられました。

今回の記事がお気に入りの日本酒に出会えるきっかけになれば幸いです!