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ワイン
『生産地関連』に関する用語
原材料や製法の違いで呼び方に違いがあります。
A.O.C
フランスで1935年に制定された、原産地呼称統制法(Appellation d'Origine Controlee)。 フランスのワイン法は、産地それぞれの伝統を守るために各産地の個性を明確にする、という考え方に基づいており、 その中でこのA.O.Cを受けている地方はボルドー、ブルゴーニュ、コート・デュ・ローヌ、ロワール、シャンパーニュ、アルザス、 プロヴァンス、スュッド・ウェスト(南西部地方)、ジュラ・サヴォア、ラングドック・ルーション、コルスなどです。 地域によって個性のあるワインがつくられるように定められ、高い基準により、産地内で作られていてもその基準に達しない場合は地名を記すこともできません。
フランス五大シャトー
1855年パリ万国博覧会を機に、ボルドーメドック地区の第1級に格付けされた下記のシャトーをさします。 1. シャトーラフィット 2. シャトーラトゥール 3. シャトーマルゴー 4. シャトーオーブリオン 5. シャトームートン ロートシルト (5)のシャトームートンのみ、1973年に第2級からの昇格。
QbA
Q.b.A.(クヴァリテーツヴァイン・ベシュティムター・アンバウゲビーテ)とは、限定生産地域上質ワインの意で、ドイツワインのカテゴリーのひとつ。 地方によって多少差がありますが、糖度15度以上の葡萄からつくられます。13に区分された限定地域のうち1地域からできた葡萄だけでつくられるため、 ターフェルヴァイン(ドイツのテーブルワイン)に比べて個性がはっきりしているのが特徴です。
QmP
Q.m.P.(クヴァリテーツヴァイン・ミット・プレディカート)とは、格付け上質ワインの意。 地方によって多少差がありますが、糖度17.5度以上の葡萄からつくられる最高格付けワイン。 Q.m.P.はさらに下記の6段階に格付けされます。
(1)カビネット
(2)シュペートレーゼ
(3)アウスレーゼ
(4)ベーレンアウスレーゼ
(5)アイスヴァイン
(6)トロッケンベーレンアウスレーゼ
糖度の高さによって格付けされ、(6)は糖度約38度以上の貴腐葡萄からつくられます。
シャトー
シャトーとはフランス語で城を意味する言葉ですが、ワイン用語としては、葡萄を栽培し醸造からワインの製造まで一貫して行なっている生産者・葡萄園のことを指します。 シャトーワインであっても、瓶詰まで行なう「元詰め」から、ネゴシアン(卸業者)に買ワインのブレンドと瓶詰めを委託しているものまで様々です。 一般にシャトーとついた方が商品として人気が高くなるので、規模の大小を問わずシャトーと名乗る生産者が増えて、その意味は昔よりも曖昧になっていると言えます。
エステート
フランスのシャトーと同義の英語で、葡萄の栽培からワインづくりまで一貫して行っている生産者のこと。英語の本来の意味は、建物・館・土地です。
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シュロス
ドイツ語で「城」という意。 フランスのシャトーと同様の意味で、ドイツで醸造所を持つ葡萄園のことをいいます。
アメリカワイン
アメリカ合衆国は世界第4位のワイン生産国です。中心はカリフォルニア州で、国内生産量の約90%を占めていますが、実は中西部を除く殆どの州でワインが 造られており、近年は良質なワインの生産がさらに高まっています。オレゴン、ワシントン、ニューヨークなどがその例です。 カリフォルニア州のサンフランシスコ近郊のナパ、ソノマ、サンタクララ、サンノゼなどが産地として有名ですが、特にナパ・ヴァレーは、 ブドウ作りに適した地域で、シャルドネやカベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールなどの、もとはヨーロッパから持ち込まれたブドウの品種が定着し、栽培されています。 アメリカのワイン法は1983年に改定。ラベルの表示義務としては、(1)商品名、(2)ワインの種類、(3)瓶詰者の名前と住所、(4)アルコール度数、(5)内容量、の五つです。 産地表示の規定はその地域で収穫された葡萄が75%以上使用されていること、収穫年(ヴィンテージ)表示の規定はその年の葡萄を95%以上使用、品種名を表示する場合にはその品種が75%以上使用されていて、かつ産地名も明記することが条件です。
イタリアワイン
イタリアはフランスと並ぶワインの生産国で、フランスに比べると大規模で近代的なワイン生産者も多く、安定した品質のワインを数多く醸造しています。 国土のほぼ全域でワインを生産しますが、なかでも有名なのがピエモンテ、ヴェネト、エミリア・ロマーニャ、トスカーナといった地域です。 1963年、ワインの生産地区を規定し、銘醸ワインとしての個性をはっきりさせる法律として「原産地呼称管理法 D.O.C(デノミナッツィオーネ・ディ・オリジネ・コントロラータ)」が制定されました。 1984年には、さらに上位の「統制保証付原産地呼称法 D.O.C.G(デノミナッツィオーネ・ディ・ オリジネ・コントロラータ・エ・ガランティーナ)」が制定され、イタリアワインの向上が表れています。
スペインワイン
スペインの葡萄畑の面積は150万ヘクタールと、世界一の広さを誇ります。スペイン国内のほぼ全域でワインがつくられており、 葡萄品種もスペイン独自のものが多く、200種以上が栽培されています。1970年から、原産地呼称法であるD.O.(デノミナシオン・デ・オリヘン)が制定されました。 生産量が特に多いのが中央部のラ・マンチャ地方ですが、高級ワインの産地としては、北東部・エブロ河上流のリオハ地区やカタロニアのペネデス地区などが有名です。
ドイツワイン
白ワインが生産量の85%を占めるドイツは世界で最も北に位置するワイン生産国です。気候条件に厳しい制約を受けるため白ワイン用のリースリング種をはじめ風土に合った葡萄が栽培されています。 代表的な産地としては、カルタワインで有名なラインガウや、緑色の瓶に詰められ爽やかな酸味と軽い甘味を特徴としたモーゼルがあります。
ターフェルヴァイン
ドイツワインのなかで、手頃な価格の日常食卓用ワインです。大まかに5つの生産地域に区分されます。 ドイツ国内産の葡萄のみでつくられていればドイチャー・ターフェルヴァインと呼ばれます。
国産ワインの表示基準
日本ワイナリー協会をはじめ5団体で構成される、ワイン表示問題検討協議会は、1986年に制定された国産ワインの表示基準を19年ぶりに改訂しました。 2006年1月1日から、改定後の「国産ワインの表示に関する基準」が実施され、その中で下記のように定められています。

【国産ワインの定義】
1. 国内で製造したワイン
2. これに輸入ワインをブレンドしたワイン

原料の表示:
輸入原料を用いた場合は、使用した原料果実を「国産○○」(○○は果実の名称)、「輸入○○」、「国産○○果汁」「輸入○○果汁」「輸入ワイン」の用語により、使用料の多い順に表示する方法に改められた。 また「国産ぶどう使用」と表示する場合、これまで50%以上の使用量であれば表示可能であったが、今後は100%のもののみ表示ができる。表示は「国産ぶどう100%使用」「○○産ぶどう100%使用」となり、100%使用していないものについては、たとえその一部に国産ぶどうまたは○○産ぶどうを使用していたとしても、国産ぶどう使用または○○産ぶどう使用などとそれらを強調する表示は行わないこととした。

産地の表示:
これまで、使用量が50%超であれば産地表示可としていたものを、75%以上に引き上げた。また、産地が国内であるものは、すべてのぶどうが国産のものであるものとし、産地が国外であるものは、原則産地表示不可とした。

品種の表示:
これまで、使用量が75%以上であれば表示可としていた基準の変更はないが、2品種を表示する場合の最低使用割合25%超の基準を15%超に改めた。 年号(ヴィンテージ)の表示: これまで、同一収穫年のぶどう使用量が75%以上で表示可としていた基準についての変更はないが、年号表示が行えるのは、原則すべてのぶどうが国産のものとした。使用原料が国外であるものについては、国外産地表示可のワインに限り認めることとした。
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